【製品情報】shanling M3XよりもShanling UP5の方が向いている人がいるかも?
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Shanling UP5発表
Shanlingの新作bluetoothレシーバー/DACであるShanling UP5が先日発表されました。UP5は現在でも人気であるUP4の後継機となります。
現在は国内総代理店のMUSINより21,560円で販売されています。
海外からの直輸入とそこまで差は無いため、保証を考えると国内版を購入することを推奨します。
スペックについて
UP5のスペックについて確認したいと思います、というかここのスペックがかなり重要となります。
・ESS社の最新DACチップ、 ES9219Cを2機搭載!
・Qualcommの最新bluetoothチップ、QCC5120も搭載!
・なんと3.5mm、2.5mmバランス出力に加え4.4mmバランス出力にも対応
・バランス接続時の出力は最大240mW(32Ω、デュアルDAC時)
・680 mAhバッテリー、シングルDAC非バランス時は15時間、バランス接続時は11時間駆動
と、いうスペックとなります。
このスペック、どこかで見た事があるとは思いませんでしょうか?
そう、なんと搭載DAC、出力共にM3Xと全く同じなのです。
唯一違う点はUP5は2.5mmバランス接続の搭載ですが、内部の音響関係の部分はM3Xと同じ構成だと考えられるのです。
そうなると、M3XとUP5どちらが自分に合っているのか
構成が同じとなると、どちらの方がどういう方に向いているのかという点が重要になってくると思います。
そこで今回は3つの点でUP5が向いている(と思われる)点を紹介したいと思います。
①スマホとUSB-DACを組み合わせた方が動作が軽い
M3Xはsnapdragon430という2015年発表のSOCを搭載しているため、型落ち感は拭えません。というか、DAP自体がコストがかかるため高性能なSOCを搭載しない傾向があります。恐らく一番性能が良いSOCを搭載しているDAPでもSnapdragon660で2017年となります。
よって動作がもっさりする事もあります。M3Xはメモリ管理が上手いのかそこまで動きは悪くありませんが、当然動きが悪い時も存在します。
それに対しUP5などDAC/bluetoothレシーバーは母艦がスマホですので、当然スマホで操作する事になるので動作の良さもスマホのスペックに依存します。
ただ今snapdragon430と同等以下のスペックのスマホを使っている方は殆どいらっしゃらないと思われますので、実質的にDACをスマホに接続して操作する方が動作が良くなると考えられます。
②音楽データをスマホで一元管理、またスマホを二台持ちしなくて済む
DAPは液晶付きでそこそこの大きさがあるので実質スマホ2個持ちと同じような感覚となります、そのため持ち運びが面倒くさい面もあります。
その点DACなら大きさもDAPに比べれば小さく、bluetoothレシーバーモードならポケットに入れても気になりません。
ただDACを有線で使う場合はスマホと重ねて使用する(所謂2段運用)事になるので、かなり分厚くなります。その点はDAPの方がスマートですね。
またDAPを購入した場合はDAPにも音源を入れる必要があり面倒だったり別々で管理するのが面倒な方もいらっしゃると思います。
それに加えDACでは前述のようにスマホを母艦として運用するためYouTubeやゲームも高音質で楽しむことが出来ます。(ゲームは遅延の問題もありますが...)
DAPでもYouTubeを見る事が出来ますが、動作や画面の大きさの点で快適とは言いづらいです。
その点スマホでの一元管理という点は魅力だと感じます。
③bluetooth強度は絶対にUP5の方が良い
M3XはDAPの割にはbluetooth強度は悪くありませんが、やはり名前が付くチップを採用している方がbluetooth強度が良いです。
特にレシーバーモードを多用しようと考えている方はUP5の方が絶対に良いですね。
④価格もUP5の方が安い
価格もUP5の方が安いです。
Hifigoでは179.99ドル(約2万円)、Ailexpressでは20,660円とM3X国内価格の37,950円の約半額となります。恐らくMUSINの国内価格は20000~22000円前後となると思われます。
流石にDAPは厳しい...という方でもDACはおすすめです。
→日本代理店のMUSINから公式発表がありました。
価格は21,560円と海外輸入とほぼ変わらない価格となっています。
保障の事を考えると国内版を購入した方が良いと思われます。
音質について
音質についてですが非常に良好のようです。
早速購入している方をTwitterで見かけますが、どうやら音質的にはM3Xとほぼ同等みたいです。
同等だと余計どちらにするか迷いますね....
UP4との差について
前機種のUP4との差ですが、やはり一番大きな差は4.4mmバランス接続の対応とそれに伴う本体の大型化でしょう。
画像を見れば分かりますが、UP5はそれなりに大型化している事が見て取れます。
寸法もUP5が68×39×14.5mm、UP4が60×36×13.5mmとあからさまに大きくなっています。
ネット上ではこの大型化がネックと言われていますね。
これを許容出来るかどうかもポイントだと思います。
その他前述のようにDACチップの1世代進化、またbluetoothチップのランクアップ、更にバッテリー持ちの増加や白黒の液晶追加など、変更要素は多岐にわたります。
個人的には、どちらかにするかで一番の焦点はやはり4.4mmバランス接続の対応と大型化ですね。
正直4.4mmバランス接続に固着していない、また3.5mmがメインの方はUP4でも十分かもしれません。また4.4mmバランス対応による若干の大型化が許容できない方もUP4ですかね。
ただ近年4.4mmバランス接続が主流となる流れが業界で来ているので、長く使いたい方、また今後バランス接続をする予定の方や多少の値段差を気にしない方はUP5が良いのではないでしょうか。
総括・どのような方に向いているか
M3Xがおすすめの方
・UP5をスマホと重ねて使ったりレシーバーを持ち運びたくない
・高音質な音源でスマホの容量を圧迫したくない
・スマホと完全に分離して運用したい
・バッテリー持ちが良い方が良い
・いちいち繋げて準備するのが面倒くさい
UP5がおすすめ方
・スマホ以外に端末を持ちたくない、一元管理したい
・DAPは大きいので持ち歩きたくない
・youtubeやゲームをする時も高音質が良い
このような感じです。
Shanling M3Xのレビューはこちらです
M3Xと同価格帯のDX160のレビューはこちらです
一応並行輸入版のリンクです。
この記事は以上です、ご覧くださりありがとうございます!