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【PR】Hidizs XOレビュー! 見た目は凄いが実力も十分なUSBDAC!

Hidizsが放つ新作USB DAC、XO

みなさんこんにちは。今回はHidizsから発売予定のHidizs XOをレビューしたいと思います。

なお、本レビューでは中国のHidizs社からの発売前レビュー依頼を受けております。勿論公正公平なレビューを心がけておりますが、深層心理に影響を与えている可能性も否定はできませんのでご了承ください。

Hidizs XOはESS SABRE ES9219Cを採用しているUSBDACです。
近年USBDACはDAPよりも注目度が高まってきており、HidizsもS9 PROやS3 PRO Ultraという製品を投入し力を入れてきている分野となっています。
そんな中でHidizsが投入するHidizs XOは、なんとゲーミング機器のようにRGBLEDライトで七色に光り輝く(!?)という特徴を持っています。一体どんな製品なんでしょうか。

 

Hidizsとは?

Hidizs社は、2012年に中国で設立されたオーディオメーカーです。
中華オーディオメーカーでは比較的最近に設立されたメーカーですね。
(実は中華オーディオメーカーは歴史が長いメーカーもあり、2000年代や1980年代のメーカーも存在します。)

 

そんなHidizsの代表的商品と言えばこちらのDAP、AP80シリーズ。
日本の大手家電量販店等でも取り扱いがある事から知名度も高く、バランス出力対応、t手軽に使えるコンパクトな筐体、また1.5万円~2.5万円というコスパの良さで人気を博しています。

DAP知名度が高いHidizsですが、他のDAPメーカーと同様にイヤホンの製造も手掛けており、現在MD4を含め6種類のイヤホンがラインナップされております。
特にMS1rainbowは低価格ながらクオリティが高く人気のようですね。

(公式ホームページ→https://www.hidizs.net)

 

 

Hidizs XOの特徴について

・ESS SABRE ES9219C DAC & 独立水晶発振器を搭載
・MQA 16X、DSD256、384kHz/32bitに対応
スタッシュな RGB LED ライト

・シングルエンド 3.5mm + バランス 2.5mm

と、昨今のUSBDACに求められるスペックは満たしています。
ES9219CはBTR7やShanling M3Xに搭載されている、最近のエントリー帯のDAPDACでは定番のDACですね。
またもう一つ大きな特徴はスタイリッシュなRGBLEDライトです。ゲーミング機器をLEDで光らせるのがブームの中、DACにもいち早く取り入れています。

 

開封、本体について

パッケージです。特筆すべきポイントは特にありませんかね。
サイズはUSBDACなので小さめです。

内容物です。少し珍しいUSB-C→USB-Aの変換コネクタが付属しています。
iPhoneユーザーの方はfiio製のケーブルが必要になりますね。

 

裏面です。かずおですーになっているのはご愛敬ですねw
ESS社のロゴ、MQAロゴが入っています。ハイレゾロゴは無し。

 

使用感、音質について

それでは本体のレビューに入りましょう。
DACは以前私が所有していたShanling M3Xと同じESS社製のES9219Cを使用しています。
ESS社製のDACはハキハキした元気な明瞭なサウンドが特徴ですが、この機種も御多分に漏れず非常に明るい音で鳴ります。
高音域がやや強調されているのがES9219Cの傾向にあるのですが、過剰な程明るいという程でも無く、気持ち良く聞ける程度に明るい調整となっています。
Shanling M3Xと比べると若干高音域が控えめで低音域に寄っており、こちらの方がバランスが良くなっている気がするのですがやはり各社のチューニングの差なんでしょうか。

旭化成製のAK4493SEを搭載したTempotec V6とも比較しましたが、やはり高音域の明瞭度や明らかにXOの方が上であり、メーカーによる差が出ていますね。
明らかに高音域寄りのチューニングになっていますので、あまり明瞭なサウンドが好きでは無い方はおすすめできません。

 

またこのXOには2.5mmバランスが搭載されており、バランス出力による恩恵を受ける事が出来ます。
バランス出力に変更するとやはり明らかに分離感が上がり、また出力も上がる関係で高音域の明瞭度も上がりますね。
個人的にはバランス出力がおススメです。

しかし4.4mmが主流となってきている昨今、変換ケーブルが使えるとは言え2.5mmバランスの搭載は微妙と言えます。
現時点ではHidizsが製造した製品に4.4mmバランス搭載の製品は無く、ノウハウが無いためとは思われますが、そろそろ4.4mmバランスを搭載してもらえると嬉しいですね。

 

そしてもう一つの目玉のスタイリッシュなRGBLEDライトですが、動画を見て頂けると分かる通りめちゃくちゃ豊富なパターンで光ります。もちろんオフにも出来ます。
正直見てる分には楽しいですしこれはこれで良いのですが、DACに必要かと言われるといらないとは思いますね...
無くしてコストカットしてもらった方が嬉しいという人も多いのではないでしょうか。面白いですけどね。

 

総評

4.4mmバランスだったら100点!だったのですが、それでもHidizsらしい今までの技術力を投入した良製品である事に疑いは無いです。
現在の価格は90$(発売記念セールで80$)とES9219CのDACとしてはお手軽で価格的にも購入しやすい製品であり、サイズも以前の機種よりコンパクトにまとまっていますし、明瞭な音色は音質向上効果を実感しやすいのではないでしょうか。
1万円台DACのラインナップの中では十分検討する価値があると思いますよ。

 

 

 

 

同社製MD4のレビューはこちら!

hakuukazuo.hatenablog.com